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KCCS、CAD画面をBREW対応携帯で表示する技術を開発
CADデータを、ベクタ形式フォーマットのSVGファイルに変換、携帯電話上で閲覧可能にする技術をKCCSとKDDI研究所が共同開発した。
京セラコミュニケーションシステム(以下、KCCS)は3月8日、SXF図面を携帯電話の画面で表示する技術を、KDDI研究所、戸田建設と共同開発したと発表した。
「現場で図面を見られないか」という戸田建設からのリクエストを受け、KCCSとKDDI研究所が共同開発した。SXF図面は、国土交通省が中心になって開発した共通のCADフォーマット。多くのCADソフトに対応しており、データ交換の際の標準仕様となっている。従来、SXF図面の閲覧は専用ブラウザがないと難しかったが、本技術によって、携帯電話でSXF図面を見られるようになった。
データ変換用のサーバを使って、SXF図面をSVGフォーマット(キーワード参照)のファイルに変換、KDDIが開発したブラウザ「SVG Browser for BREW」を使って携帯電話上に表示する。SVGファイルはサイズが小さなベクタ形式のフォーマットなので、携帯電話上で、図面の拡大、縮小、回転もできる。
SXF図面をSVGフォーマットに変換、BREWアプリを使ってau携帯電話で表示する
SVGは携帯電話で扱えるベクタ画像フォーマットであり、ACCESS製ブラウザのNetFrontなどでもサポートが予定されている。「SXFは専用のブラウザを介さないと閲覧できないが、SVGへの変換によって、CAD図面がインターネット標準の世界に足を踏み入れたことになる。モバイル分野での図面活用が新たなニーズを引き出すことに期待」(KCCS広報部)とする。
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