蘭Royal Philips Electronicsは、低消費電力を特徴とした携帯電話向け無線LANチップ「BGW211 802.11g SIP」を発表した。
IEEE802.11gに対応しており、標準的な800mAhのバッテリーで、15時間以上の通話と500時間以上の待受が可能にできるという。801.11bモード時も、送受信稼働電力が30%減少した。
チップにはプロトコルスタックが組み込まれており、携帯電話のCPUの介入を受けずにトラフィックを処理できる「ホスト負荷ゼロ」のシステムとなっている。
また同社の801.11bチップとピン/ソフトウェア互換性があり、さらに同社のBluetoothソリューションと共存できるよう、周波数を共用する仕組みが用意されている。
2005年第2四半期からサンプル出荷を開始し、量産は2005年半ばを予定している。
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