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ボーダフォン携帯情報流出、ソニーマーケティングから
ボーダフォンは、146人分のボーダフォン契約者情報が流出したと発表した。申込書の控えが、名古屋市内の公園で発見された。
ボーダフォンは、販売委託先であるソニーマーケティングから146人分のボーダフォン契約者情報が流出したと発表した。申込書の控えが、公園で発見された。
5月5日に名古屋市内の公園で、ソニーマーケティングが保管していた146人分の機種変更申込書の控え(FAX)が、周辺住民によって発見された。発見者が警察に届け出て、情報流出が明らかになった。ボーダフォンはこれまで事態の究明に取り組んできたが、紛失から発見に至る経緯は不明という。
見つかった申込書は、2003年3月から2003年9月の間に東海地域35カ所の携帯販売店で、ボーダフォン携帯の機種変更を受け付けた際のもの。「氏名」「携帯番号」「連絡先電話番号」「受付日」「印影」「携帯電話機の機種・色・製造番号」「利用期間・ポイント数」「オプションサービス(一部)」「取扱店名」が記載されていた。
申込書の控えは本来なら、廃棄のためにソニーマーケティングが関連会社に委託し、施錠のうえ保管しているはずだった。対象となるユーザーは特定できており、ボーダフォンが個別にお詫びの連絡を入れているという。
ソニーマーケティング関連会社が保管する申込書控えから、146人以外のユーザー情報は紛失していないことが確認できている。ボーダフォンでは、今回の情報流出に起因する被害はまだ報告がないとしている。
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