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NHKとソニー、容量10Gバイトの1インチHDD試作品開発

NHKとソニー、東京大学が共同で開発した1インチHDDの試作品が公開された。日立が販売している1インチHDDの半分の薄さ。商品化は未定という。(IDG)

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 NHKとソニーが共同で、現在市販されているものよりも薄型でストレージ容量を高めた1インチHDDの試作品を開発した。NHKの研究者がこのほど明らかにした。

 NHK放送技術研究所の宮下英一氏によれば、NHKとソニー、東京大学は、携帯電話など携帯機器向け薄型大容量HDDの開発を進めている。マイクロHDDはApple ComputerのiPodなど、携帯音楽プレーヤーに使われる場合も多い。

 新しいHDDは厚さ2.5ミリ、容量10Gバイト。これは日立が販売している1インチHDDの半分の薄さだ。現在販売されている1インチHDDの容量は最高で6Gバイト。

 NHKなどはこれまでに、このドライブのワーキングプロトタイプを開発済み。しかし発売がいつになるかの見通しについて宮下氏は明言しなかった。

 ソニーはこのHDD開発に技術的サポートを提供しているが、同技術を商用化する計画があるかどうかについてはコメントを避けた。

 NHKとソニーは垂直記録技術を使った0.85インチのHDDも開発中だと宮下氏は話している。

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