サイバードは6月21日、北米のコンテンツプロバイダーAirborne Entertainment Inc.の株式の85パーセントを取得、連結子会社化すると発表した。
サイバードはAirborne Entertainmentが、大手はもとより、北米のほとんどの移動体通信事業者と強力な信頼関係を構築しているほか、「Ring Back Tone」サービスの提供により、通信キャリアと独占契約をしたCellusを傘下におさめ、更なる収益基盤を確保していることなどから、同社を北米進出のパートナーとして選出したという。
Ring Back Toneは、音声通話の呼出音を声や音楽に変えられるサービス。日本ではNTTドコモが「メロディコール」、auが「EZ待ちうた」の名称で提供している。
サイバードはまた、北米地域でのモバイル・コンテンツ事業展開の活動拠点として、現地法人CYB INVESTMENT INC.を6月23日の予定で設立。今後のモバイル・コンテンツ市場の拡大が見込まれている、欧米地域での提携事業を開始する。Airborne Entertainmentの子会社化も、CYB INVESTMENTを通じて行われる。
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