ニュース
ビジネスマン、ビジネスウーマンにもっと便利な端末、サービスを──NTTドコモ:キーマンが語るワイヤレス業界のこれから(4/4 ページ)
ユーザーの3Gへの移行、おサイフケータイのインフラ整備などに注力した2004年。2005年、2006年、ドコモはどこへ向かうのか? NTTドコモ取締役常務執行役員の辻村清行氏に聞いてゆく。
ITmedia 高速通信や複数通信メディアの統合などのビジョンを考えた場合、端末が多様化するならば、販売モデルにも変化が必要ではないでしょうか。
辻村 例えば今後は、販売店の提供するサービスがより高付加価値なものになっていくでしょう。単なる物売りをするだけでなく、ショップがサービスによって利益を出せる構造を作れば、今のようなリベート(インセンティブ)を基礎にしたビジネスから脱却できます。
例えば今後、端末にはクレジットカードの情報が入ってきます(4月27日の記事参照)。その場合、有効期限はたいてい機種の利用期間よりも長いため、機種変更でクレジットカードを入れ替えなければなりません。セキュリティの問題もある中、それをどこでやるのでしょう? きちんと安心感を提供できるお店に頼みたいとなると、ショップの役割が変化し、それがビジネスモデルの変化につながっていくでしょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 特集:動き出すFeliCa携帯〜その全貌
- HSDPAは2006年とドコモ中村社長
仏カンヌで開催中の「3GSM World Congress 2005」基調講演で、NTTドコモの中村社長が登場。オペレータ各社のCEOが3G時代の展望や課題について語った。 - ドコモと三井住友が提携。おサイフケータイのクレジットサービス推進
ドコモは三井住友カードなど3社と業務・資本提携する。「おサイフケータイ」を使ったクレジット決済サービス提供が目的。 - ドコモと三井住友カード提携、それぞれの狙い
ドコモは約980億円を投じて三井住友FGへの資本参加を決めた。おサイフケータイのドコモと、業界2位の三井住友カードが組んだ理由とは……? - 2年以上使ったら新しい電池をプレゼント〜ドコモ
ドコモプレミアム会員が対象。2年以上同一端末を使った場合、申し込みから1〜2週間後に、メール便で送付する。