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京セラ、iBurstも2GHz帯TDDバンド対象化求める
京セラは2GHZ帯TDDバンドで利用できる通信方式に、3GだけでなくiBurstも含めるよう意見書を提出した。
総務省は7月8日、1.7GHz帯および2GHz帯を使う携帯無線通信に関する意見募集の結果を公開した。その中で、京セラは2GHz帯を利用できる通信方式として、iBurstを追加するよう求めている。
総務省の指針案では、2GHz帯のTDDバンドを利用できる通信方式は第3世代携帯電話システムに限られている。京セラは、「iBurstは、海外でも導入の実績があり、日本のユーザーにも新しい通信手段として提供したい」と、iBurstも2GHz TDDバンドの通信方式対象に含めるよう意見を提出した。
iBurstは京セラが開発したTDD方式の通信方式。1ユーザー当たり最大1Mbsの速度を実現できる。海外では、オーストラリアなどで商用化されており、「国内でも興味を持っている事業者が複数いる。具体的な導入の話はないが、高い評価をいただいている」(京セラ)状況。
なお「京セラ自身が事業を行うことはない」とした。
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