5分で分かる、今週のモバイル事情:7月9日〜7月15日:
KDDIはFeliCa対応端末を9月に発売、JR東日本との「モバイルSuica」も、2006年1月のサービス開始時から対応することを明らかにした。
KDDIも「おサイフケータイ」、端末はUIMカード対応
KDDIは9月に「EZ FeliCa」対応端末を発売することを発表した。モバイルSuicaにも、2006年1月のサービス開始時から対応する(参照記事1/2/3)
BREWアプリとFeliCaチップの組み合わせで利用できるサービスを「EZ FeliCa」と呼ぶ。EZ FeliCaの認知のため、ドコモと同じ「おサイフケータイ」の愛称でプロモーション展開することも明らかになった。
初のEZ FeliCa端末となる「W32S」と「W32H」には、auブランドで初めて、着脱可能なUIMカード「au ICカード」が採用されることも明らかになった。au ICカードを海外のGSM端末に挿すことで、同一番号のままGSM圏約160カ国での音声通話が可能になる(7月13日の記事参照)。
ボーダフォン、新規参入組へ自社網を開放か
携帯既存事業者が、新規参入事業者に対して、自社網を開放する動きが見えてきた。
7月12日、ボーダフォンは社長会見を行った(7月12日の記事参照)。いくつか示された今後の方針の1つが、「MVNOも検討している」というもの。詳細は決まっていない、としつつも、前向きな姿勢を示した。
これに対し、新規参入事業者であるソフトバンクとイー・アクセスは、そろって歓迎のコメントを出している。既存事業者からのローミングが可能になれば、自社だけで設備を整えて全国をカバーするのに比べて、かなり楽になるからだ(7月13日の記事参照)。
ワイヤレスジャパン2005、開幕
13日から15日まで、“モバイル&ワイヤレス”をテーマとする総合展示会「ワイヤレスジャパン2005」が東京国際展示場で開催された。初日の13日には、ボーダフォン会長の津田志郎氏、NTTドコモ副社長の石川國雄氏、YOZAN社長の高取直氏、ソフトバンクBB常務取締役の宮川潤一氏、ウィルコム社長八剱洋一郎氏、KDDI社長の小野寺正氏が登場、基調講演を行った。
携帯キャリア、端末メーカーほか、関連する企業が数多く出展し、主力製品や最新製品を展示。同時に、各種セミナーも開催された(特集記事参照)。
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