学生服メーカーの尾崎商事は、7月19日に本社を倉敷市から岡山市の新社屋へ移転したことを機に、本社内の電話を無線化したことを発表した。
従来使用していた固定電話を全てIP電話に置き換え、そのうち全体の約50パーセントを占める営業部門の社員が使用する電話に、無線LANとFOMA N900iLを連携したシステムを導入。これにより、社内では無線LANを利用した内線電話で通話し、社外では携帯電話として通話することが可能になる。
システムの導入にあたっては、NTTコミュニケーションズの全体的なコーディネートをもとに、NECシステム建設が「NEC UNIVERGE」シリーズをベースとしたシステムの設計・施工、保守対応を担当している。
尾崎商事は今後、FOMAとグループウェアを連携させ、スケジュールやメールのチェックを可能にするほか、システムの利用拠点を拡大して、どの拠点でも同じ連絡体系を実現するなどの、システム拡張を予定しているという。
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