2015年7月27日以前の記事
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メッセージングサービスは日本に根付くか?――IntellisyncInterview(2/2 ページ)

BlackBerryといえば、会社のメールを携帯で送受信できることで、米国で人気のサービスだ。「BlackBerry以上」と胸を張る米国発のサービスが、いよいよ本格的に日本上陸する。

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 Mobile Suiteは、これらBlackBerryが提供しているサービスをすべてカバーし、さらにより進んだサービスを提供可能だ。Mobile Suiteは大きく分けて「Eメール機能」「デバイスの一元管理」「ファイルシンク(サーバ/携帯間のファイル同期)」「データシンク(社内データベースのデータを携帯でも利用できるようにする)」の4種類の機能を持っている。


Mobile Suiteの主要な機能は4種類。これらの機能は切り離されており、ユーザーはEメール機能を中心に、あとは必要な機能だけを組み合わせて利用できる

「BlackBerryはこのうちEメール機能が中心で、あとは我々のサービスに類するものを少しずつ加えた、1まとまりのパッケージになっているのが特徴だ。Mobile Suiteは個々の機能が高機能で、しかもユーザーは必要な機能を組み合わせて利用できる、ここは大きな違いだ」(ジョーンズ氏)

日本ではパートナー企業と組んで展開していく

 インテリシンクはどのように日本市場で展開していこうと考えているのだろうか。

 「日本市場への展開に際し、販売はパートナー企業にお任せすることになる。パートナー企業は非常に重要だ。現在発表しているのは4社(TIS/リコーテクノシステムズ、日本システムディベロップメント、日本電気システム建設、ネオシステム)だけだが、ほかの企業とも話を進めているので、今後パートナー企業は増えていく」(インテリシンク)

 Mobile Suiteの機能のうち、最も大きな魅力が、Eメールを「プッシュ」で受けられるところだ。しかし冒頭にも書いたように、プッシュ機能が利用できるのは、M1000、702NKの2機種だけ。しかし日本の携帯端末全体を見ると、M1000や702NKのシェアは非常に低いのが現状だ。しかし、法人顧客を中心に販売していくことで、そこは克服できる、としている。

 「もう1つ重要視しているのが、ドコモ、ボーダフォンの法人営業部との協力だ。M1000や702NKをベースに、Mobile Suiteを付加価値として組み合わせたソリューションを法人営業部が提案、販売していくことになる。セミナーなども一緒にやっていく」(インテリシンク)

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