ニュース
「iチャネル」の仕様が公開──FlashCast技術を採用
ドコモは9日から701iシリーズ向けに、プッシュ型の情報配信サービス「iチャネル」を提供する。配信システムとしてFlashCastを採用。iチャネルの仕様も公開された。
NTTドコモは9月9日から、プッシュ型の情報配信サービス「iチャネル」(8月3日の記事参照)を提供開始する。対応端末は、「D701i」「N701i」「P701iD」。
iチャネルコンテンツは大きく分けて2種類。ドコモが配信を行う「ベーシックチャネル」と、コンテンツプロバイダが自由に配信できる「おこのみチャネル」だ。
端末にはベーシックチャネルとして「天気」「ニュース」「芸能・スポーツ」「占い」「iモード」の5チャネルがプリセットされ、ユーザーが任意で登録できる「お好みチャネル」5チャネルと合わせて最大10チャネルを登録できる。
利用料金は、iチャネルの基本料金が月額157.5円。パケット代は無料で、プリセットされる5チャネルは情報料も無料となる。
情報は朝から夜まで、2時間ごとに自動的に配信される。情報はメインディスプレイの下部にテロップ表示されるほか、D701iとN701iは背面液晶にも表示される
配信技術として採用されたのは、マクロメディアの「Flash Cast」(2004年11月の記事参照)。FlashCastのコンテンツは、広く普及しているオーサリングツールMacromedia Flashで作成できるため、プッシュ配信用のインタラクティブコンテンツを比較的容易に作成できるという。
iチャネルはオープンプラットフォームのコンテンツで、ドコモは2日、iチャネルの仕様を公開した。FlashCastサーバとコンテンツを用意することで、iモードの勝手サイトのように、勝手iチャネルを開設することも可能だ。
関連記事
- iモードユーザーの裾野を広げる──ドコモ「iチャネル」
ニュースや天気予報などの誰もが喜ぶ情報をプッシュ配信し、そこからiモード利用へ誘導する。利用者の裾野を広げることを狙った、エントリー向けサービスがiチャネルだ。 - 携帯コンテンツ戦争──Flashが制する可能性は?
電車のホームで時間をつぶしたい。多くの人は携帯を取り出すが、その画面にFlashコンテンツが映っている可能性は、どのくらいか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.