FeliCaで発券――ホークスICチケット始まる :携帯を持ってドームへ行ってみた その1: (2/2 ページ)
ソフトバンクホークスが8月3日から始めた「ホークスICチケット」は、iアプリ+FeliCaでチケットをオンライン購入、野球場の端末で発券するシステムだ。サービス開始直後のヤフードームに行き、実際に試してみた。
思い立ったらいつでも空席を検索して買える
記者が観に行った試合は、開始2日目となる、9月4日の西武ライオンズ戦だ。ホークスICチケットに対応した発券機は、総合案内所の中に2台置かれている。
この日の試合は、13時開始のデーゲーム。12時頃から30〜40分間、端末のそばに立って眺めていたところ、10組程度の観客がおサイフケータイを使ってチケットを発券していた。このうち、購入方法が分からなかったのは1人だけだった。
実際にチケットを購入していた数名に話を聞いてみた。「昨日、試合を見に行こうと思って試してみたら、まだ空席があってチケットが買えたので観戦に来た」と答えたのは、39歳の男性、倉富さん。クラブホークス(ファンクラブ)に入っており、普段はローソンでチケットを買うことが多い。携帯でメールを送受信したり、iモードサイトを見ることはあるが、iアプリを使ったのはホークスICチケットが初めてだというが「とくに迷うことはなかった」という。
「非常に便利になった」と答えていたのは秋吉さん(36歳)。家の近所にコンビニがないため、普段は郵送でチケットを購入している。「1週間くらい見ておかなくてはいけなかったのが、今回は観に行こうと思いついたのがおとといなのに、見に来られた。ものすごく便利になった。また使いたい」という。
また、クラブホークスには入っていないが、月1回程度はヤフードームに足を運ぶという家族連れもいた。友達から『チケットを携帯で買えるようになった』と聞いて試してみたという。
1人だけチケットを発券できなかった男性を見かけた。中道さん(62歳)はクラブホークスの会員で、おサイフケータイも使っているので試してみたが、うまくいかなかったという。話を聞いてみると、名前やクレジットカード番号などを登録するところでつまづいていたようだった。
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