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KDDI、無線LAN内蔵ケータイで内線目指す:CEATEC JAPAN 2005
KDDIは、無線LAN内蔵ケータイを使った企業向け内線ソリューションを紹介している。対応端末などは明かさなかったが、無線LAN内蔵携帯電話の投入が前提となる。
KDDIは10月4日から開催されているCEATEC JAPAN 2005の展示ブースで、無線LANを組み込んだ携帯電話を使った企業向け内線ソリューションを紹介している。
NTTドコモの「PASSAGE DUPLE」に似たソリューション。屋外では普通の携帯電話だが、屋内では各所に設置した無線LANアクセスポイントとつなげ、VoIPを利用した内線電話として機能する。各企業内のIP-PBXと接続して使う形になる。無線LANのプラットフォームや、SIPスタック(VoIP)、ユーザーインタフェースをBREWで構築することが特徴で、「プレゼンスやインスタントメッセージングなどの機能を、企業ごとにカスタマイズして提供できる」(KDDI)。
KDDIは、携帯電話を企業内の内線電話として使う「OFFICE WISE」というソリューションを提供しているが、こちらとは位置づけが異なる。「OFFICE WISEは、KDDIが屋内に小型基地局を設置する、いわばauのエリアサービス。無線LANは導入企業が構築するサービスだ」(KDDI)。
ソリューションの導入には、無線LAN搭載の携帯電話が前提だが、KDDIの現ラインアップには無線LAN内蔵端末はない。「移動機開発は検討中の段階」だとし、投入時期などは明かさなかった。
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