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「モバイル市場データ大全2005」を発売
第3世代携帯電話とパケット定額料金の導入で、携帯コンテンツの利用はどのように変わったか、など、近年のモバイル市場の変化について、調査結果をまとめたレポートが出版される。
楽天が運営する「楽天リサーチ」と三菱総合研究所は10月11日、「モバイル市場データ大全2005」を発売する。
モバイル市場の動向をまとめたレポートで、楽天リサーチと三菱総合研究所が2003年8月から2005年5月にかけ、計16回実施してきた「携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」に基づき、携帯電話市場を多角的に分析したもの。
同レポートでは、第3世代携帯電話とパケット定額料金の導入により、モバイルコンテンツ・モバイルコマースの利用、写真付きメールの利用が拡大したこと、二次元バーコードが普及し、モバイルプロモーションでの活用が増加したこと、海外携帯電話サービスの充実により、海外での携帯電話利用が拡大したことの3点が、近年のモバイル市場の大きな変化として指摘されている。
その一方で、利用が伸び悩んでいるモバイルサービスとして、動画コミュニケーション、モバイルペイメント、モバイル金融サービスなどが挙げられており、伸び悩みの原因を、今後の展望と共に分析。そのほか、モバイルショッピングの利用実態、モバイルコンテンツサービスなどについて、総合的にまとめられている。
「モバイル市場データ大全2005」は、A4版の本編108ページと、資料編262ページで構成されており、価格は9万4500円。資料編には、これまでの携帯電話利用実態調査の基本集計表が収録されている。
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