ニュース
恵安、「100円無線インターネット」自動販売機
「100円で5分」など、短時間の無線LAN接続を安価に提供できる自動販売機。本体が無線LANのアクセスポイントになっており、ユーザーのID管理も無人で行える。
恵安は10月14日、自営アクセスポイントシステム「100円無線インターネット」を発表した。
本体が無線LAN(IEEE 802.11b/g)のアクセスポイントになる自動販売機を用いて、短時間のインターネット接続を簡単に無人で提供するシステム。利用者がこの自動販売機にお金を入れると、ID、パスワードが記載されたレシートが発行され、IDなどをWebブラウザから入力するだけで、インターネット接続が利用可能になる。100ユーザーの同時使用をサポートする。
100円で数分間、といった、短時間の無線LAN接続を提供するのに向いており、「イベント会場で来場者に一時的に無線LANの利用環境を提供するなどの使い方を想定している」(恵安)。自動販売機が自動で、それぞれのIDを時間単位でコントロールするため、利用者がプロバイダなどへの登録や、ソフトウェアのインストールをする必要はない。また、導入時に時間、日などの課金単位や料金を設定するため、運用中にPCは不要だ。細かい設定は管理者側で変更可能。
同システムの価格は未定だが「60万円程度を予定している」(恵安)。
関連記事
- 平成電電など、自動販売機を利用した広域無線LANサービス
平成電電とドリームテクノロジーズは8月12日、キューウエーブが開発した無線技術「QW-MIMO」を使い、2005年末から広域無線LANサービスを開始すると発表した。自販機オペレーターのホーキングと提携し、全国の飲料自動販売機にアクセスポイントを設置。定額制のIPデータ通信や携帯電話サービスを提供する計画だ。 - 自動販売機が無線LANスポットになると?
自動販売機に無線アクセスポイントを取り付け、半径50メートル以内を“無線LANスポット”にする実験が夏から名古屋で始まる。実施するのは、自販機オペレーターのホーキング。2005年には全国へ展開し、2〜3万台の自動販売機をホットスポット化する計画だという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.