野村総研、BREW対応システムの構築機能などを追加した「オブジェクトワークス」新版
野村総合研究所は、J2EEや.Net Frameworkに基づくアプリケーション開発/実行基盤の新バージョン「オブジェクトワークス R7.0」を発表した。
野村総合研究所は10月31日、J2EEや.Net Frameworkに基づくアプリケーション開発/実行基盤の新バージョン「オブジェクトワークス R7.0」を発表した。
オブジェクトワークスは、アプリケーション開発フレームワーク、トランザクション制御やセキュリティコントロールなどの機能を提供し、ミッションクリティカルな基幹システム構築を支援するプラットフォーム製品。Webシステム開発支援基盤の「オブジェクトワークス/CORE」やデータベース接続機能を提供する「オブジェクトワークス/BC/RDB」をはじめ、20種類近くのソフトウェアから構成されている。
新バージョンでは、マルチチャネル基盤の1コンポーネントとして、BREWを用いて携帯電話から利用可能な業務アプリケーションを構築できる「オブジェクトワークス/Mobile」が追加された。これにより、BREW対応の携帯電話から企業のさまざまな業務システムにアクセスし、リアルタイムに連携、情報共有を行えるようになるという(関連記事)。
またセキュリティの面では、認証/アクセス制御を行う「オブジェクトワークス/OSM Advanced Edition」の機能を強化し、認証画面部品やテンプレート、構築マニュアルの拡充を図った。また、帳票印刷機能を提供する「オブジェクトワークス/CSP」には、電子文書の改ざんや否認を防止する電子署名機能が追加されている。
さらに、ミッションクリティカル機能を提供する「オブジェクトワークス/EP」に、杯アベイラビリティ拡張コンポーネントの「オブジェクトワークス/EP HA」が追加された。アプリケーションのノンストップ/動的な導入を可能とするほか、トランザクションの一貫性/実行を保証することで、ミッションクリティカルなアプリケーションの可用性向上を支援する。
NRIは、新バージョンはこれら一連の機能によって、信頼性と可用性、拡張性や柔軟性といった各種要件に応えることができるとし、11月1日より販売を開始する。
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