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日立システム、M1000向けにPCを遠隔操作できるソリューションを販売
携帯電話からPCにログインしてリモートデスクトップで操作できる「μVNC」に、M1000対応版が登場した。
日立システムアンドサービスは11月7日、NTTドコモのFOMA M1000に対応したビジネス向けアプリケーション「ポータブル セキュア クライアントμVNC(マイクロ・ブイ・エヌ・シー) for FOMA M1000」を11月から開始することを発表した。
FOMA M1000から、企業のLANに接続している自席のPCにログインし、リモートデスクトップでPCを操作することができる。無線LAN経由でのアクセスも可能。
SSHサーバ、μVNCのユーザーライセンス、SSHサーバ構築作業費、1年間のハードウェア/ソフトウェア保守サポートを含むソリューションとして販売される。価格は10ユーザーライセンスで174万円、50ユーザーライセンスで295万4000円から。
μVNCは携帯電話からPCを遠隔操作するためのソリューションで(7月4日の記事参照)、au携帯電話向けにBREWアプリとして提供されていた(9月29日の記事参照)。ポータブル セキュア クライアントμVNC for FOMA M1000は、NTTドコモ向けの初のμVNCという位置づけとなる。au携帯電話とM1000を混在させて利用することも可能。
なお、NTTドコモのパケット定額サービス「パケ・ホーダイ」はM1000には対応していないため、定額料金では利用できない。割引料金で利用したい場合は「パケットパック」で契約することになる。
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