5分で分かる今週のモバイル事情:11月12日〜11月18日:
おサイフケータイのキラーアプリと目されていた「モバイルSuica」サービスの詳細が発表になった。2006年1月28日からサービスを開始するが、対応機種は限られる。
モバイルSuica、開始日時と対応機種を発表
11月14日、JR東日本は「モバイルSuica」サービスの詳細について発表した(11月14日の記事参照)。おサイフケータイにアプリをインストールすることにより、改札を「タッチ&ゴー」で通過したり、Suica電子マネー対応店での物販が利用できるようになる。
サービス開始は、2006年1月28日。当初はJR東日本が発行するクレジットカード「ビュー・スイカカード」のユーザーのみが対象となる。現金や、他のクレジットカードでのチャージはできない。
対象機種はNTTドコモの「F902i」「N902i」「P902i」「SH902i」「N901iS」「P901iS」「SH901iS」、auの「W32H」「W32S」となる。NTTドコモの「SO902i」への対応予定は未定、W32Sは“新バージョン”への対応が必要になる。
ドコモ「マルチナンバー」、一時新規受付を停止
11月14日、NTTドコモは新サービス「マルチナンバー」について、不具合の可能性があるとして、新規受付を一時停止した(11月14日の記事参照)。マルチナンバーは、FOMAの基本契約に最大2つの番号を追加できるサービスで、10日に開始したばかり。
(1)マルチナンバーに契約したユーザーが付加番号で発信すると、関係ない第三者の発信時に、発信者番号として通知される(2)マルチナンバーに契約したユーザーの付加番号からドコモインフォメーションセンターに発信できない という2つの不具合が確認されたため。15日には受付を再開している(11月15日の記事参照)。
Destination Nokia
オーストラリアのシドニーで、Nokiaのプライベートイベント「Destination Nokia」が開幕した(11月16日の記事参照)。同社の携帯電話は、エンターテインメント向け、ビジネス向け端末両方が好調だ(11月16日の記事参照)。
注目は、エンタープライズ向けに特化した新シリーズ「Eseries」(10月13日の記事参照)。フルキーボードを搭載、無線LANをサポートする3G端末となっている。ノキアジャパンではEseriesの日本市場投入に意欲的な姿勢を見せている(11月17日の記事参照)。
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