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ビザ・インターナショナル、FeliCa非接触決済導入をサポート
VISAは、FeliCaカード/おサイフケータイを利用したクレジットカード決済の実証実験を支援することを発表した。少額決済時の処理迅速化・簡便化を促すのが狙い。
ビザ・インターナショナル・アジア・パシフィック・リミテッドは11月24日、VISAカード発行会社が導入するFeliCa対応携帯電話やカードを利用した、日本における近接決済サービスを支援することを発表した。同社は今後3ヶ月以内に、FeliCa技術を利用した非接触決済サービスの試験的な導入を支援する予定。
同社はこれまでも、ソニーおよびインフィニオンテクノロジーズと提携し、ICカードの統一規格であるEMV仕様に準拠した接触型の決済と、近接通信規格であるISO 14443、さらにFeliCaを利用した非接触型の決済を全てサポートするシングルチップの開発に貢献してきた。このチップを利用したクレジットカードやキャッシュカード、多機能ICカードは日本でもすでに発行されている(2004年9月27日の記事参照)。
FeliCaによる非接触決済サービスを導入することにより、加盟店における少額決済の迅速化・簡便化を促すのが狙い。実証実験の詳細は、参加会社との合意を得た上で、近日中に発表されるという。
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