NTTドコモは韓国の携帯キャリアKT Freetel(KTF)に約5649億ウォン(=約655億円)を出資すると発表した。KTFが発行する新株を引き受け、かつKTFの自己株式を買い取ることで、今月中に同社の発行済株式の10%を取得する。
ドコモは技術面で、KTFのW-CDMAネットワークの韓国全土への展開を支援する。また両社で事業・技術協力委員会(Business&Technology Cooperation Committee)を共同設立して、事業協力を検討する。具体的にはローミングサービスの利便性向上、新規サービスの展開、関連機器の仕様の共通化によるコスト削減などを話し合うという。
KTFは、韓国内で2位のシェアを持つ移動体事業者(11月18日の記事参照)。契約者数は、11月30日時点で1233万人を数える。韓国1位の固定通信事業者であるKTが親会社となる。
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