ニュース
「子どもに防犯携帯を持たせたい」と考える親は64%
アイシェアが行った子ども向け携帯についての調査によると、子どもに携帯を持たせたいと考える年齢は年々低年齢化してきているという。
アイシェアは1月31日、子ども向け携帯に関する意識調査を実施した。同社の「CLUB BBQ」(2003年5月16日の記事参照)を利用した、携帯電話に関する意識調査の結果を発表した。メール転送サービス「CLUB BBQ」の無償利用ユーザを対象としたリサーチで、調査期間は1月24日から1月26日まで。有効回答数は880で、男性73%、女性27%となっている。
「子供に何歳から携帯を持たせたいですか?」の質問に対し、「高校生から」は26%、「中学生から」は16.9%、「6歳〜8歳」は14%。アイシェアでは「最近の凶悪犯罪やライフスタイルの変化によって、高校生主体だった携帯も低年齢化してきている」と分析している。
子どもに持たせたい防犯機能付き携帯は?の問いに対しては、「GPS機能付で居場所を把握できる」が38%、「緊急電話ができる」33.8%、「防犯ブザーが付いている」が25%。凶悪犯罪対策機能が期待されているようだ。
子ども向け携帯に必要なものとしては、「GPS機能で居場所の把握」約38%、「通話とインターネットのアクセス先の制限」約42%、「時間指定による接続制限」約20%といった意見が上がっている。子どもに防犯携帯を持たせたいと考えている親は64%。「一般的な制限、防犯なしの携帯電話を持たせたい」18.9%を大きく上回った。
関連記事
- 新小学一年生の親、「子供に携帯を持たせる」約18%
2006年春に新小学一年生になる子供に「携帯を近いうちに持たせよう」と考えている親は、全体の約18%だった。 - ドコモ、GPSで「子供を守る」携帯SA800iを発表
NTTドコモは、GPS測位機能を搭載し子供を守るとうたう携帯「SA800i」の開発を発表した。防犯ブザー機能も備える。 - au携帯使い、子供の居場所や出欠を把握「通学ケータイ」
GPS機能に加え、屋内に設置したBluetooth機器を使った一把握機能を提供。親や教師が、いつでも学校にいる子供の居場所や出席状態を確認できるサービスを「ネットジーン」が提供する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.