三井住友カード、iDが利用できる提携カード2種を発表
従来、三井住友カードの発行するクレジットカードでしか利用できなかったサービス「iD」が、紀伊國屋書店などの提携カードでも利用できるようになった。
三井住友カードは、1月5日に紀伊國屋書店と、1月31日に弐萬圓堂とそれぞれ提携し、同社の提供するおサイフケータイ向けサービス「三井住友カードiD」(2005年11月8日の記事参照)を利用できるカードに、「紀伊國屋三井住友VISAカード」と「弐萬圓堂VISAカード」を追加したことを発表した。
三井住友カードiDは、三井住友カードの会員が、iモードFeliCa端末を使って、サインレスで決済が行えるサービス。利用金額は、プラスチックカードと一括して請求される。
紀伊國屋書店との提携カードがiDに対応
紀伊國屋三井住友VISAカードは、1月1日から募集を開始した、入会費・年会費永年無料の提携カード。紀伊國屋書店の店頭やネット店舗で同カードまたはiDを利用すると、ワールドプレゼントのポイントが2倍になるほか、洋書や文房具の購入価格が10%オフになる、電話注文した本を自宅まで届けるクイックサービスの送料が割り引きになるなどの特典がある。
従来iDが利用できるカードは、三井住友カードが発行するプロパーカードとその家族カードに限られていた。紀伊國屋三井住友VISAカードは、提携カードとして初めてiDに対応した。
また三井住友カードは、弐萬圓堂と三井住友カードの提携カード「弐萬圓堂VISAカード」でも、iDに対応する。弐萬圓堂は、2万1000円の単一価格でめがねを販売するめがね専門チェーン。2月1日から募集を開始した弐萬圓堂VISAカードは、弐萬圓堂でのめがね購入価格が5%引きになるなどの特典がある。
三井住友カードでは、iDが利用できる提携カードを順次拡大していく方針としている。
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