ニュース
九州エリアの高速道路で、電子マネー4種の実証実験
4月から九州エリアの高速道路内SA・PAで、小額決済システム導入効果を見る実証実験が行われる。導入されるのは、Edy、QUICPay、iD、スマートプラスの4種。
西日本高速道路は2月13日、九州エリア内(下関・沖縄を含む)53カ所の高速道路サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)で、小額決済システムの導入実験を行うと発表した。実施期間は、4月から2007年3月までの1年間。
導入されるのは、ビットワレットが提供する「Edy」と、JCBの提供する「QUICPay」、ドコモと三井住友カードが提供する「iD」、UFJニコスが提供する「スマートプラス」の4種類。Edyはプリペイド方式の電子マネー。QUICPay、iD、スマートプラスはいずれもポストペイ方式のクレジットサービスとなる。
4種類すべて非接触ICチップFeliCaを用いたサービスだが、現在複数のシステムに対応した端末がないこと、また、レジスペースが限られており複数台の端末は設置できないという理由から、各SA・PA1カ所につき、1方式ずつの対応となる。Edyが17カ所、QUICPayが8カ所、iDが18カ所、スマートプラスが10カ所で導入される。
今回端末が導入されるのは、各SA・PAのレジカウンターのみ。通行料金やガソリンスタンド、自動販売機などでは利用できない。
関連記事
- “おサイフケータイでEdy”利用数、200万台突破
おサイフケータイで「Edy」を利用できるように初期設定した数が、12月26日に200万台を突破した。 - “おサイフケータイクレジット”iDとは、どんなサービス?
NTTドコモが発表した、おサイフケータイを利用したクレジットサービスが「iD」だ。どのようなサービスになるのか、詳しくまとめた。 - QUICPayとはどんなサービス?
おサイフケータイで利用できるクレジット決済サービスはiDだけではない。ここではJCBが推進する「QUICPay」について、詳細に解説していく。 - UFJニコス、「スマートプラス」の積極展開方針を策定
UFJニコスとUFJフィナンシャルグループでは、おサイフケータイで利用できるクレジットサービス「スマートプラス」を積極推進。他方式との共用端末の開発にも取り組みたいとする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.