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FOMA向けの動画配信「Vライブ」向けに、ドコモとRealNetworksがサーバを共同開発へ
映像コンテンツをFOMA向けに配信するVライブを、ドコモのサーバを利用せずに可能にするサーバソフトをRealNetworksが開発する。Vライブコンテンツ市場の活性化が狙い。
NTTドコモとRealNetworksは2月17日、ドコモが検討している「Vライブ」(キーワード)追加機能に対応したストリーミングサーバソフト「Helix Mobile Server Unlimited」(HMSU)の開発に関する覚書を締結したことを発表した。
Vライブは、情報提供者(IP)がドコモのサーバを利用して、映像コンテンツをFOMA向けに配信可能にするサービス。配信には、FOMAのテレビ電話回線を利用している。
現在、Vライブを配信するには、ドコモのサーバを使わなくてはならない。ドコモは現在、ドコモのサーバを使わずに、IPが自社のサーバで映像コンテンツを配信できるようにする追加機能を検討している。この追加機能に対応するサーバソフトを、ドコモの協力のもとでRealNetworksが開発する。自社サーバでのコンテンツ配信を可能にすることにより、Vライブのコンテンツ市場を活性化することが目的。
今回の覚書締結には、IPが自社のサーバを構築する際に必要となるHMSUに関し、RealNetworksがドコモの協力のもとでサーバソフトを開発することが盛り込まれており、HMSU開発完了後は、両社が協力してIPへの営業活動および活動を推進するという。
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