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海外ケータイを、非居住者なのに「契約」する方法(3/3 ページ)

海外に頻繁に渡航する場合、現地のケータイを契約すれば料金は安上がりになる。しかし非居住者が現地で契約するのは難しい。ただ、方法がないわけではない。

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現地回線利用のメリットとデメリット

 メリットはやはり、料金の安さだ。ドイツ国内の利用に関しては、Vodafone 3GやFOMAの国際ローミングと比較しても半額から9分の1程度。ドイツの国内回線やT-Mobileあてにかける場合も14円/分と安い。パケット通信も安く、割引オプションをつければさらに割安になる。

契約回線 T-Mobile FOMA Vodafone 3G
現地利用回線 T-Mobile E-Plus Vodafone D2
ローミング なし あり あり
ドイツ国内通話 約9円〜57円 80円 75円
日本へ発信 約234円 180円 175円
着信 無料 110円 110円
パケット通信 7.94ユーロ/Mバイト 100円/100パケット 100円/10Kバイト
パケット単価 約0.1円/Kバイト 8円/Kバイト 10円/Kバイト
備考 課金単位は10Kバイト。別途アクセス料0.08ユーロ/日 100パケット以上は10パケットごと課金 超過分は5円/Kバイト

 一方、デメリットもある。最大の問題は普段利用している携帯メールが利用できないことだろう。普段日本で使っている携帯電話ではなく、海外用の別の電話を使っているからだが、せっかく現地の割安な料金で利用できるだけに残念ではある。iモードなど日本向けコンテンツも利用できない。

 また普段利用している携帯以外に、GSM/W-CDMA携帯電話を購入する必要があることも忘れてはならない。日本語に対応したGSM/W-CDMA携帯も少なく、ノキアジャパンが以前発売していたNokia「7600」日本語版などでないとなかなか対応端末がない。なお、メールを利用するならノートPCやPDAから携帯電話経由でパケット通信を行い、プロバイダメールなどを利用するのが現実的な使い方となるだろう。

 とはいえ、また海外に中長期滞在する場合などで、支払いの関係などで現地で直接契約するのが大変な場合、日本で契約できるのは便利。現地では困難な契約を、日本国内で行えるメリットも大きい。今回はドイツの携帯回線契約を試してみたが、ほかの国の回線契約サービスを行っている企業もいくつかあるようだ。出張や旅行、留学などで頻繁に海外に行く人は、自分の渡航先の携帯回線の契約サービスを日本で行っている企業があるかどうか、一度検索してみるといいだろう。

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