「10年以内にお財布がなくなる」35パーセント
NTTドコモが携帯ユーザーを対象に実施した調査によると、回答者の半数以上が「ケータイクレジットを利用してみたい」と回答。20代、30代男女の利用意向が高い。
NTTドコモは3月23日、ケータイクレジットサービス(特集記事参照)の利用意向に関する調査結果を発表した。2月21日から同23日まで、Webでアンケート調査を行った結果を集計したもので、有効回答数は大都市圏に在住する携帯電話ユーザー1800名。
ケータイクレジットを利用してみたいかという質問に対しては、すべての年代で57.5%が「利用してみたい」と回答。特に20代、30代の男女では60.7パーセントが「利用してみたい」と回答した。また、おサイフケータイサービスの利用経験のあるユーザーでは、71.2パーセントが利用意向を示している。
ケータイクレジットを利用して買い物する場合の1回の最低金額については、全回答者のうち56.3パーセントが「1000円未満」と回答している。そのうち「500円未満」と回答した人は37.6パーセント。また現在プラスチックカードを持っている人で、実際にカードを利用する1回の最低金額を「1000円未満」とした人は15.4パーセントであることから、ケータイクレジットをより少額の決済用に利用したいという意向が見て取れる。
今後、ケータイクレジットをどのくらいの頻度で利用するかという質問には、43.1パーセントが「2〜3日に1回以上」としており、「1週間に1回以上」という回答は67.7パーセントに達した。プラスチックカードの利用者で、「2〜3日に1回以上」と回答しているのは18.6パーセントであることと比較すると、プラスチックカードに比べ、ケータイクレジットはより気軽に取り出しやすいといえそうだ。
また、ケータイクレジットが普及することで、世の中が変わると考えている人は、「非常に変わる」から「やや変わる」という回答までを加えると、76.8パーセントに上る。今後、おサイフケータイやプラスチックカードの普及が進むことで、世の中から「お財布」がなくなるとしたらいつ頃だと思うかという質問に対しては、35.2パーセントが「10年以内になくなる」と回答した。
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