無線テクノロジーベンダーのQUALCOMMは3月29日、Broadcomを携帯電話のチップ製造に関する特許侵害により提訴したと発表した。
QUALCOMMは、W-CDMAベースバンドIC製品に関する機密事項をBroadcomが不正流用し、特許侵害を犯して競合となるW-CDMAチップセットを販売したと主張。米国特許6,717,908号を侵害したW-CDMAおよび無線LANチップを製造販売しているとしており、自社の知的所有権を使用したBroadcom製品の販売差し止めおよび損害賠償を求めている。
今回の訴訟でBroadcomを相手取った裁判は3件目となり、前2件と同じく、サンディエゴの連邦裁判所に提訴された。最初の公判は2007年1月に予定されている。QUALCOMMによれば、Broadcomは同社の特許10件について侵害しているという。
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