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「iD」と「Suica」インフラを共通化──2007年1月から

ドコモとJR東日本は「iD」と「Suica」のインフラを共通化することで合意した。2007年1月をめどに運用を開始する。

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 NTTドコモとJR東日本は、おサイフケータイを活用したクレジットサービス「iD」と、プリペイド型の電子マネー「Suica」の決済サービスを、共通のインフラで利用可能にする。2007年1月をめどにサービスを開始する計画だ。

 決済サービスの共通化は、両社の間で2005年7月から検討を進めていた(2005年7月28日の記事参照)。iDとSuicaが共通のリーダー/ライターで扱えるようになるため、両サービスを導入する店舗は機器の設置スペースを削減できるほか、端末導入コストを抑えられる。利用者も時と場合に合わせてクレジットサービスと電子マネーを使い分けられるというメリットがある。

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共通インフラを利用するためのリーダー/ライターのイメージ

 ドコモとJR東日本は、ユーザーの利便性向上を目指し、iDとSuica以外のFeliCaを利用した決済サービスとも連携を進めたい考え。複数社とインフラの共通化ができるようなら、決済サービスをスムーズに提供するため、運営会社を事業体として独立させることも視野に入れ検討していくという。

 しかし、Suicaと並びFeliCa機能を利用する電子マネー「Edy」については、「連携するかしないかも含めて具体的なことは何も決まっていない。まだ交渉を始めてもいない」(広報部)としており、先行きは不透明だ。

 ドコモのおサイフケータイは2006年1月26日に1000万契約を超えた(1月17日の記事参照)。「F702iD」からはiDアプリのプリインストールが始まっており、今後発売するおサイフケータイ対応機種にはすべてiDアプリが導入される見込みで、普及が進んでいる。

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