ニュース
Windows MobileベースのHSDPA/VoIP携帯試作機を発表――ネットツーコム
HSDPAと無線IP電話のデュアルモードに対応するWindows Mobile携帯をネットツーコムが試作した。通信チップにQualcomm「MSM6280」、アプリケーションCPUに「PXA270」を採用している。
ネットツ−コムとTechFaith Wireless Communication Technology Limited.は4月4日、無線LAN(IEEE802.11b/g)および2.5G/3.5Gを内蔵した、日本市場向け次世代型IP無線携帯端末の共同開発および試作機を発表した。
今回発表された試作機は、Qualcomm製のHSDPAチップセット「MSM6280」を搭載し(2月16日の記事参照)、GSM/GPRS/W-CDMAをサポート。Windows CE 5.0およびWindows Mobile 5.0が採用されており、無線LAN環境下では無線IP携帯電話として、公衆携帯電話網下では3.5G携帯電話として機能する。
アプリケーションCPUには、W-ZERO3などの採用例があるインテル製プロセッサ「PXA270」を搭載している。無線LANとWindowsアプリケーションをサポートすると共に、日本での既存携帯電話と同じユーザーインタフェースをWindows上で実現できるという。
関連記事
- Qualcomm、「MSM6280」搭載機で7.2MbpsのHSDPA
米Qualcommが、下りの最大転送速度7.2Mbpsをサポートする、「MSM6280」チップを組み込んだ試作機でHSDPAのデモを実施した。実測で6Mbps強の転送速度が出ていた。 - HSUPAチップも。Qualcomm、W-CDMAチップ増加中
Qualcommの通信チップセットロードマップの中で、W-CDMA対応チップが占める割合が増えてきた。2006年第1四半期にはHSUPA対応の「MSM7200」も投入予定だ。 - NET&COM2005、モバイルセントレックス関連商品が多数出品
企業向けのITソリューション展「NET&COM2005」が、4日まで開催中だ。会場には、モバイルセントレックスや、無線VoIPに関連する新商品が多数展示されている。 - “未来の三越”──値札は電子ペーパー&RFID
銀座三越のジーンズ売り場で、“未来の百貨店”の実証実験が始まった。電子ペーパー製値札に在庫情報をリアルタイム表示。試着室には、顧客が在庫検索できる端末も備えた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.