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VISA、携帯を使った非接触型の支払は手軽で便利と評価
VISAとPhilipsは、NFCや非接触ICを利用した支払技術や、携帯に支払い機能を組み込むというコンセプトが実験で好意的に受け入れられたとする調査結果を発表した。
Royal Philips ElectronicsおよびVisa Internationalは4月5日、米ネバダ州ラスベガスで開催中の「CTIA Wireless 2006」で、NFC(Near Field Communication、2005年3月3日の記事参照)および非接触型支払技術の利便性に関する新たな実験調査の結果を発表した。
NFCはワイヤレス接続を通じて携帯電話や PDA、コンピュータ、支払端末などの電子機器間での短距離通信を実現する技術。非接触型支払技術と組み合わせることで、携帯電話を使った安全で手軽な支払いが可能になる。
利便性の実験調査の参加者は、携帯電話に情報伝送機能、およびセキュアな支払機能を組み込むというコンセプトを好意的に受け入れた。携帯電話による小売商品の購買は特に好評で、両社の非接触型支払機能は分かりやすく、便利で手軽であると評価されたという。
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