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ドコモとフジテレビ、ワンセグ+おサイフケータイを実験
ドコモのワンセグ携帯で番組を視聴するとポイントが端末に貯まり、プレゼント応募が可能。当選者はおサイフケータイで入場する――そんな番組がスタートする。
フジテレビジョンとNTTドコモは共同で、ワンセグサービスとおサイフケータイを連携させたサービス検証を、6月の番組から実施する。
両社は昨年12月より、放送・通信連携の新しいサービスの開発に関して検討していたが、今回、その一環としてフジテレビの番組「恋するフットサル」で、6月3日の放送より、ワンセグサービスとおサイフケータイの連動型サービスを行う。
この取り組みでは、FOMA P901iTVなどのワンセグ対応携帯電話で番組を視聴すると、視聴ポイントが端末内の保存領域に蓄積されるサービスが提供される。一定の番組視聴ポイントを貯めると、プレゼント応募サイトにアクセス可能。抽選で10組20名に、7月に行われる「SPHERE LEAGUE」イベントで利用できるバックステージパスがプレゼントされる。またイベント当日は、おサイフケータイを会場のゲートにかざし、入場することができる。
ドコモはフジテレビに出資しており、通信と放送を連携させた新サービスの開発を検討している(2005年12月21日の記事参照)。両社は今回の検証で得られた結果をもとに、引き続き検討を行っていくという。
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