ニュース
ドコモのISPサービス「mopera U」と「mopera」、迷惑メール対策を強化
ドコモは7月7日から順次、同社が提供するISPサービス「mopera U」と「mopera」について、なりすましメールの排除など、迷惑メール対策を強化する。
ドコモは7月から、同社が提供するISPサービス「mopera U」と「mopera」について、迷惑メール対策を強化する。提供する対策は3つで、いずれも利用料金は無料。
1つはISP経由でmopera Uサーバに接続してメールを送信する際に使うポートを587番ポートに設定可能にする施策で、7月12日から提供開始する。これによりmopera Uユーザーはメール送信に利用するポートを、迷惑メール対策検討グループ「JEAG」が推奨している587番ポートに設定できるようになる(2月24日の記事参照)。
もう1つは、mopera UとmoperaサーバのSPF対応。なりすましメールの排除策として提供するもので、mopera Uのドメイン名をかたるなりすましメールを排除できるようになる。提供開始は7月12日0時から。
3つめは、アドレス指定受信への対応。mopera Uおよびmoperaの契約者は、あらかじめ指定したアドレスから送信されたメールのみを受信できるようになる。指定可能なアドレスは最大20件。提供開始は7月7日から。
関連記事
- 迷惑メール対策、「まず25番ポートの遮断とSPFを広めたい」
迷惑メール対策検討グループ、「Japan Email Anti-Abuse Group」(JEAG)は2月23日、迷惑メール対策に関するリコメンデーション(提言)を策定したと発表した。 - ドコモが迷惑メール対策強化、「受信設定かつ拒否設定」可能に
NTTドコモが迷惑メール対策を強化。「受信設定」と「拒否設定」を組み合わせ可能にする。 - ドコモ、「mopera U」と「mopera」でメール送信制限
NTTドコモは迷惑メール対策の一環として、「mopera U」と「mopera」のメール送信制限機能を強化する。 - ドコモのISPサービス「mopera U」、6月1日から開始
ドコモは6月1日から、ISPサービス「mopera U」を提供開始する。8月31日まで月額利用料が最大3カ月無料になるキャンペーンを実施。 - ウィルコム、「なりすましメール」識別機能を提供
迷惑メールでよく使われる、差出人を詐称する「なりすましメール」を受信側で識別できる、送信ドメイン認証技術を3月15日から導入する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.