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KDDIとクアルコム、EV-DO Rev.A向け統一プラットフォーム構築で提携
KDDIとクアルコムが、EV-DO Rev.A導入に向けた統一プラットフォームの構築で業務提携する。東芝と三洋電機が共同でプラットフォーム構築にあたる。
KDDIとクアルコムは7月19日、EV-DO Rev.A(2005年6月の記事参照)導入に向けた統一プラットフォームの構築で業務提携すると発表した。プラットフォームの構築は、クアルコムとの提携に基づき、東芝と三洋電機が共同で行う。
クアルコムのMSM7500チップをベースに、OS、ミドルウェア、無線通信制御、BREW、アプリケーション、各種デバイスとのインタフェースを共通化する。これにより端末メーカーとキャリアは、EV-DO Rev.Aサービス対応端末の投入を加速させられ、開発資源を機能やデザインなど端末の差別化要素の開発に充てられるようになる。また新たにau向け端末開発に新規参入するメーカーの障壁を低くできるというメリットもある。
KDDIはこれまでau携帯電話の開発について、モバイルインターネットの基本アプリケーションとクアルコムのMSMチップセット、BREWをベースにしたアプリケーションの共通プラットフォーム「KDDI Common Platform」(KCP)による共通化を図っていたが、今回の施策はさらに、一歩踏み込んだ共通化策となる。
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