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人の顔を検知、常に画面の中央に――沖電気、顔画像処理ソフトを韓Pantechに提供
沖電気が開発した「FSE」は、顔や顔の特徴点を検出・追跡できる顔画像処理ミドルウェア。このFSEが搭載された携帯を、韓国Pantechが発売する。
沖電気工業は韓国Pantechに、組込用画像処理ミドルウェア「FSE(Face SensingEngine)」の提供を開始した。同製品は、8月1日に販売が開始されたPantech製SKYブランド(2005年5月16日の記事参照)の携帯電話「SKY IM-R100」に搭載されている。
「FSE」は、顔検出機能、顔特徴点検出・追跡機能のほか、顔画像から個人特徴量を抽出し、予め登録されているデータと比較・照合することで、個人を識別する「顔認識機能」なども提供している。
初の「FSE」搭載機種となる「SKY IM-R100」では、カメラで人の顔を撮影する際、顔特徴点追跡機能を応用してカメラの向きを自動的に制御し、顔が常に画面の中心にくる機能を実現。また顔の動きに同期して、リアルタイムに画像コンテンツを合成し、写真として保存できる画像合成機能も実現されているという。
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