ストレート型ボディにカールツァイスのレンズ──「705NK」
ノキアの「705NK」は、海外モデルの「N73」がベースの3G携帯。320万画素のCMOSカメラにはカールツァイスのレンズを採用し、赤目防止機能付きのフラッシュも装備した。
ノキアの「705NK」は、海外モデルの「N73」(4月26日の記事参照)をベースとしたストレート型の3G携帯だ。底面に備えた320万画素のCMOSカメラはカールツァイス製レンズを採用し、赤目防止機能付きの撮影補助用ライトも装備する。カメラ部にはレンズカバーが付いており、レンズカバーを開くとカメラが起動する仕組みだ。
日本語化は完了しているものの、まだ開発途上
発表会で展示された705NKの実機はまだ開発途上で、端末自体はN73を日本語化したレベルのものだった。メニューはまだソフトバンク仕様にはなっておらず、ボディに「SoftBank」ロゴも入っていなかった。今後「Y!ボタン」の機能を右ソフトキーに割り当てたり、Yahoo!ケータイにアクセスするためのメニューを用意したりといったカスタマイズ作業を進めるため、12月中旬以降とされる発売日までには、いろいろな部分が変わりそうだ。
機能自体はN73のものを踏襲し、基本的なユーザーインタフェースは「804NK」や「702NK II」などと同様にノキア仕様になるので、ノキア端末を使ったことがあるユーザーにはなじみやすい。国内メーカー製の端末から乗り換えると最初は違和感を覚えるが、慣れるとなかなか使いやすいインタフェースだ。
カメラ機能は、デジタルカメラのようなユーザーインタフェースで直感的に操作できる。スティックを押し込んでメニューを呼び出し、左右に動かすことで項目を選び、さらにていねいな説明がある画面で設定が変更できる。手順は多いがとても親切なインタフェースだ。
従来のノキア端末の魅力を継承
またビジネス系の機能が充実しているのも特徴で、会社のPCなどで管理しているメールや予定表、アドレス帳、電話帳を、端末内のPIM機能とほぼリアルタイムで同期できる「ソフトバンクワイヤレスアシスタント」に対応。またPC用Webを閲覧するためのビューワは、Safariと同じエンジンを採用するNokiaの純正フルブラウザ「Nokia Web Browser」(2005年11月の記事参照)が搭載される。
メインディスプレイは2.4インチQVGAのTFT液晶で外部メモリはminiSD(2Gバイトまでに対応、128Mバイトのカードが付属)。12月中旬以降の発売予定で、ボディカラーはディープ・プラムとライト・サンドの2色を用意する。
機種名 | 705NK |
---|---|
メーカー | ノキア |
通信方式 | W-CDMA(国内)、W-CDMA(海外)、GSM(900/1800/1900MHz) |
ボディ形状 | ストレート |
サイズ | 49×110×19.2ミリ |
重さ | 約116グラム |
連続通話時間 | 約226分:W-CDMA、約246分:GSM |
連続待ち受け時間 | 約370時間:W-CDMA、約350時間:GSM |
メインディスプレイ | 2.4インチQVGA TFT液晶(最大26万色) |
サブディスプレイ | ― |
アウトカメラ | 320万画素CMOS |
インカメラ | 30万画素CMOS |
外部メモリ | miniSD(128Mバイトカード同梱)最大2Gバイト |
バイリンガル | ○ |
主な機能 | S!アプリ、国際ローミング、レコメール、Bluetooth、着うたフル、ミュージックプレーヤー、TVコール、電子コミック、赤外線、FMラジオ、USB接続、PCリンク機能、Eメールクライアント、Nokia Web Browser |
カラーバリエーション | ディープ・プラム、ライト・サンド |
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