50機種以上の端末とムーバを超えるネットワークでMNPに臨む──ドコモ石川氏:CEATEC JAPAN 2006(2/2 ページ)
NTTドコモの副社長ネットワーク本部長の石川國雄氏がCEATEC JAPAN 2006の基調講演に登壇し、ドコモの現在の取り組み、近々発表になる端末やサービス、FOMAネットワークの進捗状況などを話した。
サービスの充実を図りユーザーの満足度を向上
このほか、サービス面では引き続き「先進と安心」を提供していく。高速な通信が可能なHSDPA対応端末を、来春をめどに2機種追加するほか、将来の90xシリーズには標準で搭載していくこと、高速なダウンロード速度を生かした大容量コンテンツも導入することなどを改めて説明。HSDPAのネットワークは下り最大14Mbpsまで対応可能な設計になっており、最大7.2Mbpsの高速版も現在開発していることを明らかにした。
10月5日には、iモードの検索機能に一般サイト検索連携を導入する(9月25日の記事参照)。現在「R25式モバイル」「Infoseekモバイル」「MSN サーチ」「F★ROUTE」「OH! NEW?」「CROOZ!」「ケータイlivedoor」「SeafTyy」「モバイルgoo」「Google」「Yahoo! JAPAN」のサービスを提供することがすでに発表済みだが、さらに2つほど検索サイトが追加される予定だ。「サイトによって得意分野などが異なるので、より多様なニーズに応えやすくなる」と石川氏は話す。
また生活インフラとして、FeliCaを利用したおサイフ機能やクレジットカード、位置情報を利用した安心/安全機能、音楽/放送機能、乗車券などを今後も充実させていく。
なお解約率が2006年第1四半期に0.64%に、8月末には0.6%に低下したことについては「嵐の前の静けさという評価が優勢だが、理由はそれだけではなく、もしかしたら満足度の高さの証なのかもしれない」と自信を見せた。
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