ニュース
ウィルコム新社長に喜久川政樹氏──八剱氏は副会長に
ウィルコムは10月26日付けで、現執行役員の喜久川政樹氏が社長に就任すると発表した。現社長の八剱洋一郎氏は同日付けで副会長に就任する。
ウィルコムは、現執行役員の喜久川政樹氏を社長に選任したと発表した。同氏は10月26日付で社長に就任する予定で、現社長の八剱洋一郎氏(3月15日の記事参照)は、同日付けで副会長職に退く。また、現常務執行役員の土橋匡氏と現執行役員の近義起氏は、副社長に内定した。
八剱洋一郎氏は2004年、KDDIグループから独立し、新体制となったウィルコムで(2004年11月の記事参照)PHS事業を軌道に乗せる役割を担って社長に就任(2004年12月の記事参照)。2006年の時点で、ウィルコムの業績が予想を上回る伸びを見せていることから、DDIポケット出身の喜久川氏にバトンを渡し、自身は代表権のない副会長としてアドバイザー的な役割を果たすという。
喜久川氏は1987年に第二電電(現KDDI)に入社し、1995年に東京ポケット電話(2001年にDDIポケットに社名変更)に出向。以降、総合戦略部長、取締役経営企画本部長、執行役員経営企画本部長を歴任し、2005年2月にウィルコムの執行役員経営企画本部長に就任した(2004年11月の記事参照)。
関連記事
- “ウィルコムだけ”を積み上げて堅調な成長を目指す──ウィルコム
「音声定額」の導入以来コンスタントに純増数を伸ばし、加入者を獲得しているウィルコム。同社の成長戦略を経営企画本部長の喜久川政樹氏に聞いた。 - 携帯に対するPHSの優位性を打ち出す
2005年から「ウィルコム」と社名変更、KDDIグループから独立し、新体制で再出発するDDIポケット。経営企画本部長の喜久川政樹氏に、今後の展開を聞いた。 - 「新機種投入で各セグメントが埋まってきた」
音声端末4機種に加え、PHSモジュールを使ったデザイン端末、PDA型端末と、一気に端末ラインアップを拡充するウィルコム。WPC EXPO会場で喜久川政樹執行役員に話を聞いた。 - 「ボイジャー計画とウィルコムの共通点」――八剱社長
純減傾向だったウィルコムを、立て直すことに成功した八剱社長。同氏が話す、ウィルコム好調の理由とは? ヒントは「ボイジャー計画との共通点」だ。 - メール中心の世の中で、音声通話がおろそかになっていた──ウィルコム
新規契約者を順調に獲得、春以降非常に好調なウィルコム。月額2900円の音声定額プランを受け入れたのはどのようなユーザーだったのか、また既存ユーザーに対して今後、どのようなサービスを提供していくのか尋ねた。 - ウィルコム、7年ぶりに新入社員──携帯/PHSキャリアの入社式
携帯電話/PHSキャリアのトップが、入社式で新入社員へ向けて期待を話した。今年は例年以上に激化が予想される競争や、変革スピードの速さについての指摘が目立った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.