アルカテルとアッカ・ネットワークスは11月17日、横須賀リサーチパークで展開している郊外地域におけるモバイルWiMAXの実証実験に成功し、12月より実験エリアを横浜市中心部まで拡大すると発表した。これによりアッカ・ネットワークスは、郊外地域と都市部の両方でモバイルWiMAXの実証試験を実施する、国内初のプロバイダとなる。
両社は同実証実験でWiMAXの特性を検証し、ビデオストリーミング、高速インターネット、VoIPなどのブロードバンド・ワイヤレス・アプリケーションのテストを行ってきた。実証実験の第2段階では、サービス品質などの機能拡張に焦点をあてて実験する予定で、実際に2.5GHzで動作する、モバイルWiMAX規格「IEEE802.16e-2005」に準拠した機器を用いて実施するという。
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