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ドコモ、専用LAN環境に接続できる小型基地局装置を開発
NTTドコモは、FOMAネットワークの交換機までの回線をIP化し、専用LAN網を使って屋内に設置できる小型基地局装置を開発した。IMCS用の装置として2006年12月から運用を開始する。
NTTドコモは11月28日、電波が届きにくいビル内や、地下などでの通信品質を向上させる小型基地局装置の新モデルを開発したと発表した。
新開発の基地局装置は、FOMAネットワークの交換機との間の回線をIP化しているのが特徴で、ドコモが設置するビル内LAN網などを用いて容易にIMCS(Inbuilding Mobile Communication System)を構築し、屋内での通話品質を向上できる。
さらに、従来型に比べて装置のサイズも約6分の1に小型化されており、重量も5分の1の約3キロと小さいため、壁面などに簡単に取り付けられるという特徴も持つ。
装置名 | 新屋内用小型基地局装置 | 従来型屋内用小型基地局装置 |
---|---|---|
出力 | 100ミリワット | 400ミリワット |
チャンネル数 | 48 | 80 |
サイズ | 高さ240×幅320×厚さ45ミリ | 高さ400×幅317×厚さ220ミリ |
重量 | 約3キロ | 約15キロ |
ドコモはこの新型基地局装置を積極活用し、2007年3月末までに新型、旧型合わせて小型基地局を約9500カ所に設置することで、屋内での通話可能エリアを拡大する計画だ。
なお小型基地局装置の設置は従来のIMCSと同様で、ドコモが自主的に行う場合と、法人ユーザーからの問い合わせや申し込みに応じて設置する場合がある。
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