東日本高速道路がポイントサービスを開始――会員カードはVISA TOUCH/スマートプラス内蔵
NEXCO東日本は、SAやPA、ETCで貯められるポイントサービスを開始する。会員カードはVISA TOUCH/スマートプラス内蔵のクレジットカードで、ETCカードと2枚1組で発行される。
NEXCO東日本(東日本高速道路)とUFJニコスは11月30日、NEXCO東日本の会員カード「E-NEXCO pass」(イーネクスコパス)を発行すると発表した。12月18日からインターネットでの入会を受け付けるほか、12月初旬からNEXCO東日本営業区内のSA・PAで申込書を配布する。カードの発行は12月26日から。
E-NEXCO passは、「E-NEXCOポイント」を貯められるポイントカードとしての機能を持った、UFJニコスが発行するクレジットカード。VISAおよびMasterブランドのどちらかを選択でき、入会金、初年度年会費は無料。
NEXCO東日本/中日本/西日本のSA・PAやETCで200円利用するごとに2ポイントが、VISA、Mastercard、ニコスのE-NEXCOポイント加盟店で200円利用するごとに1ポイントが貯まる。入会時には2000円分のポイントが付き、年1回以上の利用で翌年度以降の年会費1312円が無料になるほか、年間30万円以上利用すると年間獲得ポイントの20%がボーナスポイントとして貯まる仕組み。ポイントに有効期限はない。貯まったポイントは、ETCや、NEXCO東日本営業区域内のSA・PAでの支払いに利用できる。
E-NEXCO passは、接触ICチップとFeliCaチップの両方を内蔵しており、VISA TOUCH/スマートプラス(6月12日の記事参照)機能を内蔵したカードとしても利用できる。おサイフケータイ用VISA TOUCH/スマートプラスサービスの親カードとしても登録が可能。VISAブランドのカードには「VISA TOUCH」、Mastercardブランドのカードには「スマートプラス」のブランド名が印刷されるが、実際にサービスを利用できる店舗は変わらない。NEXCO東日本管内のSA・PA(全182カ所)では、12月26日よりVISA TOUCH/スマートプラスの扱いを開始し、貯まったポイントを支払いに使えるようになる(ガソリンスタンド、マクドナルド、モスバーガー、ロッテリア、スターバックス、吉野家、松屋など一部専門店を除く)。
なお、E-NEXCO passはETCカードと2枚1組で発行される。すでにETCマイレージサービスに登録しているユーザーは、E-NEXCO passへ登録変更することにより、E-NEXCOポイントとETCマイレージポイントを同時に貯めることができる。
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