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12月1日になった途端、Suica改札機通れず――184駅でトラブル
12月1日の午前0時頃から、JR東日本の184駅でSuicaユーザーが自動改札を通れないというトラブルが起こった。Suicaでこのようなトラブルが起こったのは初めて。
横浜、大宮など、JR東日本の首都圏184駅で、12月1日0時ごろ、Suicaで自動改札機を通れないトラブルが起こった。JR東日本では午前4時38分にプログラム修正作業を完了し、午前5時10分までに全駅で復旧した。
トラブルがあったのは、おサイフケータイで利用できる「モバイルSuica」、定期券として利用できるカードタイプの「Suica定期券」、Suica機能を内蔵したJR東日本のクレジットカード「ビュー・スイカカード」のユーザー。誤作動したのはすべて、日本信号製の自動改札機だった。
JR東日本では原因を調査中だが、「モバイルSuica、Suica定期券、ビュー・スイカカードには6カ月以上利用がないと、自動改札の扉を閉じて、有効なカードかどうか問い合わせを行う機能がある。今回はその機能が誤作動して、利用しているカードでも問い合わせを行ってしまう不具合ではないかと推測している。Suicaでこのようなトラブルが起こったのは初めて」(広報部)とコメントしている。
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