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PiTaPa、4月1日から中部圏でも利用可能に
関西エリアの私鉄・地下鉄・バスなどで利用できる交通乗車券「PiTaPa」がエリア拡大。西は岡山から東は名古屋まで利用できるようになる。
スルッとKANSAI協議会は1月30日、IC交通乗車券「PiTaPa」の利用エリアを4月1日から拡大すると発表した。新しく対応するのは、近畿日本鉄道(一部路線、駅を除く)、京都市交通局(地下鉄)、京阪電車大津線、神戸電鉄、奈良交通(一部路線、駅を除く)、エヌシーバス。滋賀県、奈良県に伸びて関西圏をカバーすると共に、三重県、名古屋市など中部圏でも利用できるようになる。
PiTaPaはFeliCaを使ったポストペイタイプの交通乗車券で、会員数は約58万人。2006年1月からはJR西日本の「ICOCA」とも相互利用できるようになった。また店舗や自販機などの決済にも利用でき、関西圏を中心に1万3000店舗がPiTaPaに対応している。
4月1日以降、26社局、909駅、約9200停留所がPiTaPaに対応することになる。また2007年秋には京阪バス、静岡鉄道、しずてつジャストラインが、2008年春には京阪京都交通が対応を予定している。
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