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KDDI、au解約ユーザー22万人超の個人情報を紛失
KDDIが、au解約ユーザー22万人超の個人情報を記録した光磁気ディスクを紛失したことが分かった。紛失したディスクは、廃棄業者により処分された可能性が高いとしている。
KDDIは2月8日、同社の小山テクニカルセンター内で、au解約ユーザー22万人超の個人情報を記録した光磁気ディスクが紛失したことを明らかにした。
小山市のセンター内で1月15日、auを解約したユーザーの顧客情報の一部をバックアップしていた際に紛失したと見られ、1月25日の棚卸しでディスクの紛失が分かったという。
紛失したディスクには、1月15日時点のau解約ユーザー22万4183名分の個人情報が記録され、そこには名前や住所、生年月日、解約時点の携帯電話番号、連絡先電話番号、管理用コードも含まれる。KDDIはクレジットカード情報や銀行口座情報、通信記録は含まれていなかったとしている。ディスクの行方については「調査の結果、小山センター内から廃棄業者に引き取られ、溶解/粉砕処分された可能性が極めて高いと判断している」と報告した。
KDDIは、当該顧客に紛失したことを通知する予定はないとしており、該当するかの確認は同社に問い合わせる必要がある。
KDDIは「DION」ユーザーの顧客情報が流出したことがあり(2006年6月の記事参照)、小野寺正社長が謝罪するとともに、セキュリティ面の強化策を打ち出していた(6月13日の記事参照)。
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