ソフトバンクのおサイフケータイは「QUICPay+Edy」をプリインストール
ソフトバンクは2007年春モデル以降、JCBなどが推進する「QUICPay」用設定アプリをプリインストールする。ソフトバンクのおサイフケータイは、QUICPayとEdyの両方がダウンロードせずに利用できることになる。
ジェーシービーは2月8日、おサイフケータイで利用できるクレジットサービス「QUICPay」(2006年2月の記事参照)用アプリが、ソフトバンクモバイルのおサイフケータイ(S!FeliCa対応機種)にプリインストールされると発表した。2007年春モデル(1月25日の記事参照)「911T」「812SH」「813SH」以降のおサイフケータイが対象となる。
ジェーシービーが発行しているQUICPay用アプリには、QUICPayのフル機能が利用できる通常版アプリと、3カ月1万円の制限はあるが即発行される機能限定版「お試しQUICPay」(2006年9月の記事参照)の2種類があるが、今回プリインストールされるのは通常版。
現在ソフトバンクモバイルのおサイフケータイには電子マネー「Edy」がプリインストールされており、春モデル以降はEdyとQUICPayの両方がプリインストールされることになる。Edyは誰でも利用できるが、QUICPayはJCB、TS CUBIC CARD、オリコカード、アイワイカードなど、QUICPayに対応するクレジットカードユーザーである必要がある。
ちなみに、ドコモは903iシリーズから(2006年9月の記事参照)、auは2006年秋モデルから(2006年9月の記事参照)Edyのプリインストールをやめており、おサイフケータイに対応するアプリとしてはそれぞれ「DCMX(iD)」と「QUICPay」のみをプリインストールしている。
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