システム手帳、キックスライダー、Cyber-shot──日本でも発売してほしいユニークな端末たち:3GSM World Congress 2007(2/2 ページ)
2月12日から15日までの4日間、スペインのバルセロナで開催された3GSM World Congress 2007では、日本ではほとんど見る機会のないユニークな端末も多数展示されていた。
スライド端末の新たなカタチ──“キックスライダー”「MOTORIZR Z8」
多数の新製品を発表した米Motorolaのブースも、Nokiaブースと違わぬ人だかりだったが、中でも注目したいのが久々にSymbian OSを採用した「MOTORIZR Z8」だ。
同社が「キックスライダー」と呼ぶ独自のスライド機構が特徴で、端末を開くと、顔のラインに沿うような形で発話部が手前にせり出してくる。ディスプレイは2.2インチのQVGA(240×320ピクセル)と決して大きくはないものの、AV関連機能が充実しており、MP3や、30fpsのQVGA動画などが再生できるメディアプレーヤーなどを備える。本体の厚さは15.3ミリ。
海外では大人気の“サイバーショットケータイ”「K810」
英Sony Ericssonは、欧州やアジア市場向けにウォークマンブランドやサイバーショットブランドを冠した端末を展開しており、高い評価を得ている。3GSM World Congress 2007の会場では、厚さ9.4ミリの薄型ウォークマンケータイ「W880」が注目を浴びていたが、同時に発表されたサイバーショットケータイの最新モデル「K810」も、日本市場で手に入らないのが残念な端末の1つだ。
サイバーショットブランドを冠するだけに、K810のカメラ機能の充実度は高い。背面のレンズカバーを下げるとカメラが起動する様子はデジカメそのもの。3.2MピクセルカメラはAF付きで、ソフトウェアによる手ブレ補正機能も持つ。さらにキセノンフラッシュも搭載しており暗所での撮影にも強い。シャッターボタンは円形で大きく、押しやすい。またデザインの美しさ、ダイヤルキーを活用した操作の分かりやすさなども秀逸だ。
端末上で写真をレタッチできるPhoto fix機能や、連続撮影した9コマの中から最良のカットを選べるBestPic機能など、写真にこだわるユーザーでも納得のスペックを備える。カメラ起動時のユーザーインタフェースはデジカメのサイバーショットとほぼ共通なのも特筆すべきポイントだ。
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Sony Ericssonが発表した「W880」は、薄さ9.4ミリのスリムなデザイン。併せて、手ごろな価格の「キャンディーバー型」携帯4機種なども発表している。
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