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Deutsche Telekom、IPTV拡大などの戦略を発表
ブロードバンド事業とモバイルインターネット事業に注力、中核事業以外は売却する――Deutsche Telekomが事業計画を明らかにした。
独Deutsche Telekomは3月1日、今後の事業計画を発表した。ブロードバンドサービスとモバイルインターネットに的を絞り、戦略と合致しない事業については売却を検討するという。
ブロードバンド事業拡大には顧客の獲得が最重要課題となる。ドイツ国内で2007年中に、40%以上の顧客増を目指す。また、新たなメディアプラットフォームを構築し、2010年末までにドイツ国内で150万人のIPTV加入者獲得を見込む。
同社は2008年までに、ドイツ国内50都市をVDSLへとアップグレードし、750都市でADSL2+技術を導入する計画だ。海外での顧客拡大にも継続して力を入れ、特に米国市場では、2008年までに500万人以上の新規顧客獲得を目指す。
コスト削減も新事業計画の柱で、2007年のコスト削減目標は当初の予定通りの20億ユーロ。2010年までには、2005年との比較で42億ユーロから47億ユーロの削減を目標とするという。
並行して、周辺事業の売却を行う。現在、メディア業界向けサービスプロバイダーのT-Systems Media & Broadcast、DeTeImmobilien、Club Internet、Ya.com、米国とドイツの無線塔、不動産会社Sireoの株式の売却を検討中だ。
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