2015年7月27日以前の記事
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携帯電話の無線信号を保存できる「エアレコーダAR-7200」

エイビットは、基地局と携帯端末との間で送受信されるW-CDMA規格の無線信号を、1時間分保存・再生できる装置「エアレコーダAR-7200」を発表した。発売は4月の予定で、価格は1200万円

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「エアレコーダAR-7200」

 エイビットは、無線信号を長時間保存再生可能な「エアレコーダAR-7200」の出荷を4月から開始する。販売予定価格は基本構成の場合で1200万円。

 AR-7200は、無線区間の上り下り信号を1組とし同時に2組4バンドのW-CDMA無線信号を、最大1時間連続してハードディスクに保存・再生できる装置。特定の基地局と複数の端末との通信を保存後、同社製エアプロトコルアナライザ「AP-6000」で特定の端末の通信を選択することで、端末と基地局でやりとりされる無線信号の動作・障害解析を行える。

 停止前1時間分のデータを常に保存する「循環書込動作モード」が用意されているほか、保存した信号データをPCで解析したり、外部で作成した信号データを再生すことも可能だ。また、秘匿キー情報/GPS情報/外部トリガ情報の同時保存、外部トリガ信号によるリモート制御をオプションで提供する。

 無線受信機の1組をGSMバンドにしたモデルもあるほか、次世代LTE向けのモデルも追加していく予定だという。

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