Broadband Weekly Top10(2002年10月27日〜11月2日)
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1位 | オンラインゲームに適した回線とは?〜スクウェア | ||
2位 | 平成電電、“裏ワザ”使い?「固定→携帯接続」を実現 | ||
3位 | AV女優が熱湯CM! プレスパーティは大騒ぎ | ||
4位 | ADSLは16Mbps超へ? 米Globespanが新チップをリリース | ||
5位 | ADSL事業者シェアランキング発表――マルチメディア総研 | ||
6位 | アダルトから“コンテンツ制覇”狙うDMM | ||
7位 | マイクロソフト、WordとExcelに情報漏洩のセキュリティホール | ||
8位 | オンキヨーが「NetTune」を開発した理由 | ||
9位 | 中部電力、今秋スタートのFTTHサービスを総務省に申請 100Mbpsで3,800円 | ||
10位 | フレッツ・ADSL モア、サービスエリアを拡大 |
PC版の発売を間近に控え、再度注目を集めている「ファイナルファンタジー XI」。先週は、ゲームをプレイする上で重要になる“回線”をテーマにした記事がトップとなった。
正直なところ、「e-Drive 2002」の講演が始まる前は、「56KbpsでもプレイできるゲームにQoSが必要なのか?」と勘ぐっていたのだが、RTT(Round Trip Time)が問題と聞けば納得がいく。
RTTを簡単に説明すると、「サーバに行って帰ってくるまでの時間」。ブロードバンド、つまり帯域幅が広くて一度に多くのデータを運べる環境であっても、行き帰りがもたついてしまってはゲームに支障が出る。とくにアクションを伴うゲームでは、遠くにいたはずの敵がいきなり眼前に現れる「ワープ現象」など、ゲームの進行を妨げる事態になりかねない(詳細は先週の記事を参照してほしい)。
FF XIの場合、毎秒3回のデータをやり取りするため、RTTは200ミリ秒以内と結構シビア。さらに、ほかのMMORPGでは、毎秒4回が一般的というから、なおさらだろう。
スクウェアによると、現在のブロードバンドサービスでこの条件に合わないケースは“ほとんどない”。PC版の購入を検討している人もひとまずは安心できるが、ISPや回線事業者側で“特別なこと”をしている場合には注意が必要だ。
スクウェアによると、同社が北米展開を見据えて現地調査を行った際、AOLだけは「FF XIに適さない」と判断されたという。AOLは、子ども達が有害なWebコンテンツを視聴しないよう、フィルタリングサービスを提供している。
AOLのフィルタリングサービスでは、すべてのユーザーが1カ所のゲートウェイを経由してからインターネットに出る。ここが混み合えば応答が遅くなるのも当然だ。もっとも、スクウェアによると、この問題は技術的に解決済みであり、「2003年以降は(FF XIに)対応できる見込み」という。
ただ、スクウェアのような大手ゲーム会社であっても、すべてのISPや回線事業者をチェックするのは難しい。プレイ中にキャラクターの動作が遅くなったり、敵がワープしてきたりした場合には、接続事業者のサービス内容を確認してみることも必要だろう。
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[芹澤隆徳, ITmedia]
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