Living Plus Weekly Top10(8月17日〜8月23日)
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1位 | ウイルス感染者に対して下される“社会的制裁” | ||
2位 | 単三電池2本で3ヶ月使える!携帯型電子ブックリーダー「ΣBook」 | ||
3位 | ネットワークに依存しすぎた〜マイクロソフト | ||
4位 | 26Mbps ADSLに乗り換えてみました……すると? | ||
5位 | “Blaster”はなぜ広がった? | ||
6位 | Googleがサーチエンジンじゃなくて電卓に!? | ||
7位 | ADSL、850万回線突破 〜「ペースダウン」鮮明に | ||
8位 | 速度の低下要因が分かる「フレッツ速度診断サービス」 〜ぷらら | ||
9位 | 総務省、NTT西にソフトバンクBBとの協議再開を命令へ | ||
10位 | 続:24Mbpsの「その先へ」〜 上りだって高速化したい |
先週のトップは、案の定というべきか、コンピュータウイルス感染者の不遇な毎日を綴った感動巨編(?)がゲット。ほかにもウイルス関連記事が多くランクインした。
さかんに報道され、一気に知名度を上げたBlaster&Nachiだが、まだまだ感染したままのPCは多いようだ。それを実感したのは、外出先でPHSを使ったとき。普段持ち歩くノートPCには、McAfeeのアンチウイルスソフトと「Personal Firewall Plus」(日本ではソースネクストが販売)をインストールしてあるのだが、ダイヤルアップ接続中は、まさに“ひっきりなし”状態で不正アクセス警報が出る。ログをみると、わずか1時間の接続で286回もの不正なPing(ICMPエコー要求パケット)が記録されていた。対策を施していないPCなら、確実に感染したことだろう。
Pingは、指定したコンピュータにパケットを投げて応答状態を調べるためのユーティリティ。ネットワークとコンピュータの状況を把握するときの定番だが、今回のBlasterなどではワームが侵入先を探すために使われている。BlasterやNachiに感染したPCは、IPアドレスが近いPCをターゲットとして、不正侵入の前段階となるPingをさかんに投げる。IPAのBlaster関連情報をみれば分かるが、相変わらずICMPパケットは多く飛び交っているようだ。
普段は、会社のファイアウォールや自宅のブロードバンドルータのお陰でPCまでは届かない。しかし、一歩外へ出てダイヤルアップすれば、間には遮るものがない。しかも、グローバルIPアドレスが直接割り振られるわけで、パーソナルファイアウォールがなければ、裸同然でインターネットにつながることになってしまう。
しっかりファイアウォールを構築した企業でありながら、持ち込まれたノートPCがもとで感染が広がったというケースも報告されているが、それもうなずける状況だ。決して管理者任せにせず、自分のPCはユーザー自身がしっかりチェックしたい。また、モバイル利用の際には、できればパーソナルファイアウォールも導入してほしい。
そう。M氏のような不幸が、アナタの身の上に降りかかる前に……。
[芹澤隆徳,ITmedia]
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