日本自動車販売協会連合会などは7月6日、2016年上期(1〜6月)の新車乗用車販売台数を発表した。トヨタ自動車のハイブリッドカー「プリウス」が前年同期比99.7%増の14万2562台でトップとなった。販売台数が10万台を超えたのは唯一。昨年12月に投入した新型プリウスが大きくけん引した。
販売好調な新型「プリウス」
2位はホンダの軽自動車「N-BOX」で同10.3%減の9万5991台、3位はトヨタの小型ハイブリッドカー「アクア」で同26.3%減の8万9409台だった。
新車の売り上げが低迷する中、販売実績が5万台以上のクルマで前年より伸びたのは、プリウスのほか、ダイハツの軽自動車「タント」(同2.0%増の8万9361台)、トヨタのミニバン「シエンタ」(700.4%増の6万1054台)だけだった。
2016年1〜6月の新車乗用車販売台数ランキング
新車が売れない時代に出口はあるか?
今の日本は新車が売れていない。そんな中で消費税率が引き上げられれば、自動車業界はちょっとしたパニックに陥る可能性がある――。
新型プリウス 名家の長男の成長
いよいよ市場投入となったトヨタのハイブリッドカー、新型プリウスをテスト走行した。わずか数時間の試乗だったが、さまざまな点で従来モデルとの違いを実感することとなった。
謎に包まれたトヨタの改革
昨年末に発売となった4代目プリウスは、トヨタの新たなクルマ作り改革であるTNGA(Toyota New Global Architecture)のデビュー商品となった。これは単にクルマ作りの手法が変わっただけでなく、トヨタの組織そのものにも変革を起こした。なぜそうしたことが実現できたのだろうか?
クルマは本当に高くなったのか?
最近のクルマは高いという声をよく耳にする。確かに価格だけを見るとその通りだと思う一方で、その背景には複雑な事情があることもぜひ主張しておきたい。
トヨタ「86」も大幅マイナーチェンジ より「走り」に特化
トヨタがFRスポーツカー「86」を大幅マイナーチェンジ。
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